本物思考

普段の気づきを本に聞いてみる

代表的日本人

家の中でできる有意義な過ごし方をするとしたらなんだろう?と考えたら、やはり読書が一番だ、と思った

この自粛GW期間はできるだけ本を読もう、と決心した

色々本はあるが、とりあえず古典をメインに読んでいきたい

外出ついでに書店に行き、古典の名著と呼ばれるものを数冊買うことにした

昨日読んだのは、内村鑑三氏の「代表的日本人」という本だ

日本人が英語で日本の文化、思想を西欧社会に紹介した代表的な著作で、西郷隆盛上杉鷹山二宮尊徳中江藤樹日蓮上人のエピソードを紹介している

「徳」とはなにか、徳の高い生き方ってなんだ?と思ったら、この本を読めばわかる

読んでいて、鳥肌が立つ思いをする瞬間が何度もあった

この日本を代表する偉人たちは、その人が持つ徳の高さで、人々を動かしてきた

この方達は、人の「動かし方」を知っていたのだ

自分もこの素晴らしい偉人の「徳」に触れて、自らの恵まれた境遇にあぐらをかいている状態に恥ずかしい気持ちで一杯になり、それと同時に、心が洗われる感覚がした

「古典は魂の栄養になる」と、私の尊敬している方が言っていたが、まさにそのとおりだと思った

頭に入り勉強になった、というよりも、心のなかにスーッと染み込んでいく感覚

素晴らしい読書体験だった